金鉱株ETFは上がっているのか確認してみた

アル
スポンサーリンク

 こんにちはアルです。最近インフレの進行や、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で金の価格が高騰しているとのニュースをよく見かけるようになりました。金は採掘量が少なく希少性があることからインフレに強い資産として知られています。また、「有事の金」と呼ばれるように安全資産としても知られています。アラフィフ夫婦は金の現物と金鉱株ETFを保有しています。今回は金鉱株ETFの株価がどうなっているのかを確認してみました。

保有している金鉱株ETF

 アラフィフ夫婦が保有している金鉱株ETFはヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(GDX)です。金鉱業を主たる事業とする世界中の企業を投資対象としています。

 金鉱株は金の採掘や精錬などをする企業の株式なので、金の価格が上がれば当然売上が上がり利益が増えます。しかも、金価格が上昇しても採掘コストはあまり変わらないので、金価格が上昇した分がそのまま利益につながっていきます。このことから金価格が上昇する局面では金鉱株は注目され株価が上昇することが多くなります。

GDXの値動き

 過去3年間のチャートです。アラフィフ夫婦が購入したのは2020年の12月でした。2020年はコロナショックで大きく下げた後大きく上昇、そこから少し戻したタイミングで購入しました。そこから上がったり下がったりしていましたが、2022年に入ってからは上昇し始めています。

 取得単価は35.68ドルで現在の価格は36.73ドルと2.8%の上昇でした。金価格が高騰しているとのことでしたが、思ったほど上がってないですね。ちなみに日本円では3,749円が4,346円と円安の影響で16%上昇しています。

GDXの分配金

 GDXは現物の金と違い、分配金が出ます。これが現物の金を買わずに金鉱株を購入した理由の1つでもあります。分配金の推移は次のとおりです。

一株あたりの分配金  通貨単位:米ドル

12月年間
2021年0.53480.5348
2020年0.18990.1899
2019年0.19050.1905
2018年0.10500.1050
2017年0.1800.1800

 2021年12月期の分配金は前年比181.6%増の0.5348ドルと大きく増配しました。過去5年間でみても最も多い分配金となっています。利益は着実に出ているようですね。

まとめ

 金価格が高騰しているニュースを見て、1年3ヶ月保有したGDXがどれくらい上がっているのかと調べてみましたが、思ったほど株価は上がっていませんでした。しかし、分配金は大きく増加してきているので、利益は着実に出ているんだろうと思います。

 もうしばらくはインフレの進行と泥沼化しそうなウクライナ情勢を受けて、金価格はさらに上昇する傾向です。金鉱株もこれから大きく上昇するのではないでしょうか。