【江戸前寿司】19年前に比べ価格が倍になっていました

ケイ
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 こんにちは、ケイです。
 先月末、アラフィフ夫婦は3泊4日の東京旅行へ出かけました。
【東京旅行】結局いくらかかったの?はこちら

 3日目、豊洲市場を初訪問。この日はアルの50歳の誕生日だったこともあり、昼食に新鮮なネタの江戸前寿司を食べたいと思いGoogleマップやネットで検索。クチコミの内容や、食と音楽の趣味の合う友人の勧めもあり、ホテルから徒歩5分程のところにある『大和寿司』でいただくことにしました。

 ホテルにスーツケースを預け、AM10:30過ぎにお店に到着。列に並び40分程で入店しカウンター席に着席。カウンター越しに職人さんに「どうされますか?」と尋ねられたので、握りはお任せでお願いしました。日本酒で冷酒は何がありますか?と尋ねたところ、新潟の今代司酒造からハロウィン限定で販売されている純米酒〝あの世司〟を勧められたので、そちらを1合注文。

 まずは大トロとイカから始まり、中トロ、車海老、細巻き2種(鉄火とイカ&イクラ)と続き、途中シジミの味噌汁が提供されました。

 江戸前寿司は最初からネタに醤油が塗ってあるので、醤油をつけすぎることなく、そのまま味わえるのがいいですね。

 なんて贅沢なマグロの食べ比べ!脂と赤身、両方の旨みと甘みのバランスが微妙に違うのですが、どれも美味しいのは間違いありません。細巻きはご飯少なめですがネタがたっぷり入ってるので食べ応えがあります。

しじみは下に沈んでいるので見えませんが、しっかり入っていました。

 そして卵焼き、ウニ、穴子、クエでお任せは終了。ウニの一部が茶色っぽいのは醤油を塗ってあるから。ウニ独特の風味と甘みが口いっぱいに広がって日本酒が進みます。

 穴子もクエも肉厚!お任せ終了時点で腹八分目は超えていましたが、冷酒が少し残っていたので最後にアルの好きな貝の中から青柳を追加注文。

 純米酒〝あの世司〟はスッキリしつつ米の甘味も感じられ、どのネタとも合うのでクイクイ進み、途中で1合追加。結局二人で2合いただきました。

 参考までにアラフィフ夫婦の滞在時間は40分程で、支払い額は税込18,480円。カード払いOKでした。インスタグラムやGoogleマップの情報によるとお任せが1人前税込6,600円のようなので、青柳2貫と冷酒2合の合計が税込5,280円ということになります。ランチで1人9,000円超えと決して安くはありませんが、目の前の職人さんが握った美味しい江戸前寿司を日本酒と共に堪能出来たので大満足です。

 旅行から戻った数日後、図書館へ行った際に偶然『大和寿司』のことが書かれた文庫本「寿司問答 江戸前の真髄」を見つけたので借りてきました。著者は作家の嵐山光三郎さん。今から19年前の2005年10月10日に筑摩書房から発行された本で、グルメ雑誌「dancyu」に連載された都内の江戸前寿司店16軒の取材記事をまとめたものです。

 恥ずかしながらこの本を読んで〝やまと寿司〟ではなく〝だいわ寿司〟だということを認知しました。(インスタのユーザーネームをしっかり確認しておらず〝やまと〟と思い込んでいました。)豊洲市場へ移転する前の築地市場時代のことが書かれており、お店の歴史を知ることが出来て興味深かったです。お店の大将やお寿司のイラスト入りで、住所や営業時間、予算額も書かれているのですが、一番驚いたのはその安さ!この当時としてもかなり良心的なお店であることが分かります。
 この本に掲載されている他のお店もGoogleマップやネットで検索してみましたが、閉店しているお店以外は軒並み値上がりしており、倍以上になっている有名店もありました。19年も経っているので当然なんですが、近年のインフレかつインバウンド需要の増加が大きく影響していると思われます。これからもたまの贅沢に美味しい江戸前寿司を食べられるよう、しっかりインフレ対策をしておかないといけないなぁと再認識しました。