こんにちはアルです。2022年3月末時点での金融資産は約9,400万円となり、来年3月末の退職までに1億円に届きそうです。1億円の大台が見えてくるとなんとしても達成したいところですが、FIREのための資産としてそんなにいらない気もします。
アラフィフ夫婦のFIRE後の生活費は年間300万円程度を想定しています。これらを全て配当金で賄うとすると、税引後3%で運用したとしてやはり1億円が必要となります。しかしそれでは1億円を使う事なく人生を終えてしまうことになり、もったいない気がします。
本当に1億円必要なのか色々考えてみましたが、実際にはそんなにいらないという結論になりました。以下、その理由を書いていきます。
少しは働く
アルは現在でも少しですが副業をしています。今は本業もあるため、あまり熱心に取り組んでいませんが、その気になれば月に数万円の収入になると思います。月に数万円でも収入があれば年間支出の10%くらいは賄えそうです。少し働くことで金融資産から支出する生活費は年間270万円になります。
年金が支給される
アルが退職する時の年齢は48歳、ねんきん定期便を確認すると17年後の65歳からもらえる年金は夫婦で年間約240万円の見込みです。将来年金が2割減額されると想定し、年間192万円もらえると仮定します。副業を65歳で辞めたとして、65歳以降、金融資産から支出する生活費は年間118万円(300万円ー192万円)になります。
ちなみにこの年金額はケイもアルと同じ年齢で退職した場合なので、ケイが働き続ければその分もらえる年金額は増えます。
年を取ると生活費が減る
アラフィフ夫婦の趣味は旅行と乗馬で、生活費にはその費用も含まれています。どんなに長く健康でいたとしても75歳くらいからは乗馬は無理でしょうし、旅行も行かなく(行けなく)なるでしょう。これにより生活費が年間80万円減ると見積もると、75歳以降、金融資産から支出する生活費は年間38万円(118万円ー80万円)になりました。
歳を取ると医療費や介護費が増えると予想されますが、その頃にはケイの両親にしている仕送り(年間60万円)は必要無くなっているでしょうから、プラスマイナス0としました。
使わずに亡くなるのはもったいない
100歳まで生きると仮定し、これまでの試算を表にするとこのようになります。
年齢 | 金融資産から支出する生活費 |
48〜64歳 | 270万円×17年=4,590万円 |
65〜74歳 | 118万円×10年=1,180万円 |
75〜100歳 | 38万円×26年=988万円 |
48歳から100歳までの金融資産から支出する生活費は6,758万円(4,590万円+1,180万円+988万円)となり、配当金収入がなくても100歳の時点で2,200万円以上残る結果となりました。実際には配当金が入ってくるので、金融資産はもっと残る計算になります。
試算してみると48歳の時点で5,000万円の金融資産を持っていて3%で運用しながら取り崩しても、100歳の時点で700万円以上資産が残っている計算になりました。
この試算から、やはり1億円も必要なかったなぁと思いました。