【ドル円相場】円高で資産減少?

アル
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 こんにちはアルです。先週11日(木)に1ドル146円台だったドル円相場は140円台と一気に6円も円高となりました。12日(金)も円高が進み、現在は138円台となっています。

円高ドル安の要因

 円高が進んだ要因として挙げられているのは、米国の10月CPI(消費者物価指数)が予想+7.9%、結果+7.7%、前回+8.2%、10月コアCPI(消費者物価コア指数)が予想+6.5%、結果+6.3%、前回+6.6%と市場予想を下回る逆サプライズがあったためと言われています。

 CPIが高ければインフレが進んでいることを示すので、FRBは金利を上げインフレを抑制しようとします。金利が上がると日米の金利差が広がり、金利の安い円を売って金利の高いドルに資金が流れ円安ドル高となります。今年に入ってからの円安ドル高はこのようにして進んできましたが、CPIの伸び率が鈍化し予想を下回った結果、FRBの金利を上げる動きが弱まると予想され、円高ドル安の逆の動きとなりました。

外貨建て資産への影響

 外貨建て資産は為替の影響を受け、円安で増加、円高で減少します。10月末の金融資産は円安の影響もあり、初めて1億円の大台に乗りました。

 1億円の資産の内訳を見てみると、外貨建て資産は約6,000万円、円建て資産は約4,000万円となっています。10月末の時点でのドル円相場は147円台でしたので、9円円高になっています。株価が同じであれば、1円円高に触れると40万円の資産が減少することになり、約360万円資産が減少した計算になります。

 ただし、今回は円高が進んだと同時に株高も進みました。金利が下がると株価は上がる要因となります。そして、米国の株価上昇を受けて日本の株価も大きく上昇しました。これによりおそらく今回の円高で減少した資産は増減なしか、もしかすると増加していると思われます。

 次の金融資産の集計は11月末を予定しています。10月末と同様に1億円の大台を守れるでしょうか?今後の為替と株価の動きに注目です。

mineo(マイネオ)