【読書】GW前半に読んだ本

ケイ
スポンサーリンク

 こんにちは、ケイです。
 GW前半、図書館で借りた本のうち2冊を読み終わりました。

 1冊目は早期退職した女性が主人公の小説「今日はいい天気ですね。」です。著者は群ようこさん。今年1月に発売された「れんげ荘物語」シリーズ7作目です。予約後1ヶ月以上待って借りることが出来ました。自分の気持ちに正直に生きる主人公に共感し、あっという間に読み終えました。終始気持ち穏やかに読み進めることができ、読後心が落ち着きます。

 2冊目は脳科学者の中野信子さん監修の「まんがでわかる正義中毒 人は、なぜ他人を許せないのか?」です。中野信子さんの著書「正義中毒 人は、なぜ他人を許せないのか?」をオリジナルマンガで分かりやすく解説したものです。
 なぜ人は自分と考え方の異なる人を許せないと思ってしまうのか、脳科学的観点からの解説の中に、なるほどそうだったのかと腑に落ちる記載がたくさんありました。
 特にケイが実感として納得したのは、メタ認知能力が小学校低学年くらいから徐々に育ち始め、30歳くらいまでかかって完成し、遺伝的要因以上に環境要因が大きく関与するということです。つまり、この時期にどんな人と出会い、どのような影響を受けたかが非常に重要になるわけです。
 ケイは幼少期、「〜でなければいけない」「〜するべき」と考えることが多く、それを他人にも当てはめ、そのせいで腹が立ったり、人と衝突したりすることがありました。しかし、親元を離れ一人暮らしをするようになり、アルと出会い結婚、転職して様々な経歴の人達と出会う中で、「〜じゃなくてもいいんだ」「いろんな考え方があっていいんだ」と思えるようになり、自分自身の考え方も大きく変化しました。アルと出会ったのが21歳、結婚したのが26歳、転職して今の仕事を始めたのが28歳ですから、まさにケイのメタ認知能力がこの時期に鍛えられたんだと思います。
 メタ認知機能を担うのは脳の前頭前野です。その働きの衰えを少しでも防ぐため、いくつかの対策が提示されていました。その中の一つがオメガ3脂肪酸の積極的な摂取なんですが、アラフィフ夫婦は認知症予防として数年前から実践しています。オメガ3脂肪酸を含むアマニ油をふるさと納税でもらい、毎朝ティースプーン1杯をご飯にかけて食べています。また、小腹が空いた時やおつまみとしてナッツを常備していますし、鮭、ブリ、サバなどオメガ3脂肪酸を多く含む魚も定期的に食べるようにしています。他にも実践可能な対策や思考法などが提示されており、大変参考になりました。

 人を許すというと宗教的で難しいことのように感じますが、結局、ケイの場合は自分自身のために許しているところが大きいです。人を許さないということは怒り続けるということです。怒りは自分自身を疲弊させるばかりで何も解決しません。(よく怒っている人の周りには、解決したように見えて、実は火種を残していることがままありませんか?)怒り続けるよりも、より健全な方向に向かうため、実践可能な方策を考えて行動するほうが前向きで有意義です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

今日はいい天気ですね。 れんげ荘物語 [ 群 ようこ ]
価格:1,650円(税込、送料無料) (2023/5/5時点)