【読書記録】2025年11月に読んだ本

ケイ
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 こんにちは、ケイです。
 11月は自宅で過ごす日が多かったため、図書館で予約した本以外にも館内の書棚から気になった本を借りてきました。久しぶりにまとめて読んだせいか目や脳が疲れてしまい、若い頃に比べ読める量が減ってきたなぁと実感しました。

①タイトル:この不調ぜんぶ更年期のせいだったの⁉
②著者:清永真理子
③出版社:三笠書房
④出版年:2024/11
 更年期に翻弄された著者の実体験を基に、様々な治療法や対処法を紹介し、自分に合う対処法を見つける方法を提案。
 今のところケイに深刻な更年期障害の症状は無いが、今後の参考にと借りてみた。
 女性ホルモン減少による閉経前後に身体的、精神的不調が現れやすくなる更年期。メジャーな症状であるのぼせやホットフラッシュ以外にも頭痛、不眠、倦怠感、抑うつ、頻尿等が現れることも。
 個人差はあるが、閉経後数年経過しホルモンバランスが安定すれば症状は落ち着くはずなので、それまでの心持ちや対処法は参考になった。

①ようこそ女性泌尿器科クリニックへ マンガでわかる患者への負担が少ない治療法
②奥井識仁
③ハート出版
④2020/2
 女性泌尿器科クリニックの院長による書籍。女性特有の泌尿器系症状に関する情報が得たくて借りてみた。
 病態の説明から最新の治療法まで、マンガやイラストを用い、専門的な内容が分かりやすく書かれており勉強になった。

①団地メシ!
②藤野千夜
③角川春樹事務所
④2025/4
 以前NHKでドラマ化された「団地のふたり」の著者による小説で、70代の一人暮らしの祖母と高校休学中の16歳の孫娘が一緒に様々な団地を散歩し、美味しいものを食べ、交流を深めていく物語。
 「団地のふたり」もそうだが、何か特別な事件が起こることも無く、小さな幸せの積み重ねが心に残る。
 この物語に登場する団地や飲食店は実在しているので、機会があれば行ってみたい。

①オランウータンに会いたい
②久世濃子
③あかね書房
④2020/3
 著者はボルネオ島の森でオランウータンの調査、研究を続けている研究者。来年1月にマレーシアのボルネオ島コナキタバルへ初めて行くことにしたので借りてみた。
 子ども向けに分かりやすく書かれており、オランウータンについてはもちろん、森の中でのフィールドワークの様子、ボルネオ島を含む東南アジアの自然破壊等、様々なことを知ることが出来て興味深かった。

①マレーシアを知るための58章
②鳥居高(編著)
③明石書店
④2023/9
 マレーシアの歴史、文化、政治、経済、教育等、ひと通り知ることが出来る。
 複雑な多民族国家であり、国土もマレー半島とボルネオ島に分かれているため、一つの国としてまとめるのはかなり大変そう。しかし様々な困難を乗り越えてきた多民族国家だからこそ、お互いの文化や宗教等を尊重する共生の精神が根付いているのだろう。

①家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
②岸田奈美
③小学館
④2020/9
 インスタで流れてきた著者の文章に惹かれ、エッセイ本を順次借りてみた。
 家族との悲喜こもごもの思い出が愛情を込めて描かれていて、時折出てくる関西弁(著者は神戸出身)やツッコミに優しさを感じる。
 通常であれば不運と感じる出来事も著者の行動力と想像力、誠実さと優しさをもって前を向き続ける姿に元気をもらった。

①傘のさし方がわからない
②岸田奈美
③小学館
④2021/10

①飽きっぽいから、愛っぽい
②岸田奈美
③講談社
④2023/3

①国道沿いで、だいじょうぶ100回
②岸田奈美
③小学館
④2024/6

①そして、バトンは渡された
②瀬尾まいこ
③文藝春秋
④2018/2
 2019年の本屋大賞を受賞した小説。
 主人公の女の子が大人の都合で苗字が3回も変わるのだが、登場人物の多くがいい人として描かれているので暗い気持ちになることなく読了。
 ただ、あまりにも負の感情(恨み、妬み、嫉妬、後悔など)が描かれていないため少し不自然に感じた。

①宿帳が語る昭和100年 温泉で素顔を見せたあの人
②山崎まゆみ
③潮出版社
④2024/6
 月刊『潮』で連載されたルポタージュ「宿帳拝見 『あの人』が愛した宿」を加筆修正し書籍化。
 温泉通の著者が今は亡き昭和の著名人が通った温泉宿を取材。著名人の素に近い人となりを知ると同時に、各温泉地の歴史や魅力を知ることも出来た。行ったことのない温泉宿ばかりだったので、機会があればいつか訪れてみたい。