【読書記録】2025年7月に読んだ本

ケイ
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 こんにちは、ケイです。
 7月前半は自宅や山の家で過ごすことが多く、比較的本を読む時間が取れました。ただ、後半は旅行に出かけることが多くあまり読めていません。それでも、図書館から〝予約資料確保のお知らせ〟メールが届くと期日までに受け取りに行き、返却日までに返さないといけないので、読む動機づけになっています。結果、7月は6冊読むことが出来ました。
 今月は京都へ行く予定があったため、先月に引き続き京都に関連する本を読みました。京都に数ある歴史的名所、旧跡の中から私が選んだ訪問先は、酒どころとして有名な伏見です。先月読んだ小説にも登場する長建寺や寺田屋など、川沿いを歩きながら巡り、日本酒の飲み比べも楽しみました。

①女人京都
②酒井順子
③小学館
④2022/10
 京都に生きた女性達の足跡を時系列でまとめたエッセイ。京都へ行く予定があるため借りてみた。
 京都の歴史や文学、宗教などについて、個性的な女性達の生き方と共に書かれていて面白く勉強になった。時系列で書かれているので読み進めやすかった。
 美人画で有名な上村松園が女性だとか、大正天皇が側室の子だということを初めて知った。松尾多勢子という女性のことも初めて知ったが、50を過ぎて倒幕のために信州から京都に単身来るって凄い行動力!性別に関係無く、こういう人っていつの時代もいるんだなぁ。

①タイトル:ほったらかしで年間2000万円入ってくる超高配当株投資入門
②著者:かんち
③出版社:ダイヤモンド社
④出版年:2024/5
 著者は49歳で早期退職し、現在60代。資産約8億、年間配当金2000万円超の専業投資家。自身の経験を基にしたお金の貯め方、高配当株や優待株の選び方、売買の法則、投資に対する考え方が具体的に書かれている。
 アラフィフ夫婦も高配当株と優待株を購入しほったらかしにしているのは同じだが、著者のように信用取引で購入したことはない。お金の貯め方や投資手法は十人十色で個性が出る。

①がん闘病日記 お金よりずっと大切なこと
②森永卓郎
③フォレスト出版
④2024/7
 今年1月に原発不明がんで亡くなられた著書の闘病日記。サードオピニオンまで受けてステージⅣの膵臓がんと診断されていたが、のちに原発不明がんと判明。
 がんの告知や診断過程、治療に関する記録だけでなく、著者の生き方や信条も書かれている。
 自分に正直に生きているからこそ、どんな状況でも常に前向きで愉快な方だったことが伝わってくる。

①休むヒント。
②編者 群像編集部
③講談社
④2024/4
 作家やライター、声優、イラストレーター等、様々な職業、年齢の人達の「休み」にまつわるエッセイ集。
 「休み」の捉え方、使い方は本当に人それぞれで正解があるわけではないが、最も共感したのはイラストレーターの益田ミリさんの漫画。休み方は年齢や状況で変わるもの。年齢を重ね体力や集中力が低下してくると、休みはより重要になる。58歳で逝去された山本文緒さんの著書『無人島のふたり』を読んだ時の思いも書かれていて、ケイも過去に読んで同じように感じたことを思い出した。

①みらいめがね それでは息がつまるので
②荻上チキ/ヨシタケシンスケ
③暮しの手帖社
④2019/5

①みらいめがね2 苦手科目は「人生」です
②荻上チキ/ヨシタケシンスケ
③暮しの手帖社
④2021/9
 上記2冊はどちらも荻上チキ氏の実体験に基づくエッセイ集で、ヨシタケシンスケ氏のイラストも掲載されている。
 荻上氏の実体験から語られる文章は分かりやすく心に響く。ヨシタケ氏のイラストはどれもユーモアがありクスッと笑えて心がほんわかする。
 いつの時代も人は環境や経験等によって様々な視点(めがね)を手に入れる。それが正解かどうかすぐには分からないし、時の経過と共に変わることもある。だからこそ生きることは大変だけど、面白いし興味深い。