JTが減配を発表しました

アル
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 こんにちはアルです。JT(日本たばこ産業)が減配を発表しました。アラフィフ夫婦はJT株を400株保有していますので残念な発表です。ちなみにアルとケイはタバコを吸いません。

JTは高配当株の代表銘柄

 JTは日本の高配当株の代表的な銘柄です。高配当ということはそれだけ株価が安いということなので、安いのにはそれなりの理由があります。その理由は、なんといってもタバコのイメージの悪さでしょう。健康に悪いし、副流煙など周りへの悪影響もあります。そのため、他国のタバコ株も軒並み高配当です。現在機関投資家が重視している、ESG投資(環境・社会・ガバナンスを考慮した投資)に逆行する銘柄でもあります。

減配発表

 2020年12月期の年間配当が154円でしたが、2021年12月期の年間配当は130円との発表がありました。約15.5%もの減配となります。決算の資料を見てみると、2021年度見込みのEPS(1株あたりの利益)が135.30円で年間配当が1株130円ですので利益のほとんどを配当に回すことになります。昨年同様に1株154円を配当に回すと資産を取り崩すことになるので、減配でも致し方ないですね。

今後の配当金

 決算資料をみると配当性向75%を目安とする方針に変更との記載がありました。配当性向は1株当たり配当額÷1株当たりの利益(EPS)×100で求めていきます。2021年12月期の年間配当は130円、見込みのEPSは135.30円ですので配当性向は96%と、とても高い水準です。配当性向75%を目安にするということは、計算すると配当は101円となります。EPSがこのままの水準が続くと、将来更なる減配が予想されます。

今度の予定

 減配したとはいえ、現在の株価水準であれば配当利回りが6.53%、将来配当が101円となったとしても、配当利回り5%ですのでまだまだ高配当です。法律(日本タバコ産業株式会社法)により国が3分の1以上の株を持つことが決まっていて潰れる心配はほぼ無いですし、株主優待もあるのでESG投資に逆行する銘柄ですが、引き続き持ち続ける予定です。