「守る力」の1番の敵は?

ケイ
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 こんにちは、ケイです。
 アラフィフ夫婦が散歩中などによく聴いているYouTube「両学長 リベラルアーツ大学」では、資産を減らさない力として「守る力」が紹介されています。この「守る力」は資産が大きくなればなるほど注意が必要です。資産が大きくなると気も大きくなりリスクを見落としたり、どんぶり勘定になりがちです。つまり「守る力」の1番の敵は自分自身なのです。

投資?投機?詐欺?

 現在、詐欺商法と言われているものも、最初は通常の投資商品の一つとして登場しています。例えば、和牛委託商法。若い方は知らないかもしれませんが有名な詐欺商法です。
 アラフィフ夫婦が投資信託や個別株を初めて購入した頃、複数のマネー雑誌に記事や広告が掲載され、高利回りの投資先の一つとして紹介されていました。ただ、和牛の飼育販売でそんなに利益がでるものなのか?と疑問だったので、アラフィフ夫婦は投資しませんでした。その10年後、経営破綻。きっかけは東日本大震災ですが、出資者に対し虚偽の説明をしていたことで刑事事件になり報道されていたのを覚えています。
 今現在もその様な事になるのではないかと心配する投資商品を目にします。メジャーな雑誌やTVCM、SNSで宣伝されているから大丈夫とは絶対に思わないことです。高い配当にはその分必ずリスクがあり、うまい話には必ず裏があります。

借金は必要最小限に

 借金というと言い方が悪いかもしれませんが、自動車ローン、住宅ローン、奨学金なども借金です。借金には利息が発生し、借りた金額よりも多くのお金を返す必要があります。出来れば、利息の発生しない方法もしくは最小限で済む方法で対応したいですよね。
 ローンを組まず一括購入、もしくは繰上げ返済をする。学費は貸与奨学金ではなく給付奨学金を申し込む。昨年4月からは条件付きですが授業料・入学金の免除や減額も受けられます。
 アラフィフ夫婦の場合、自宅兼仕事場を住宅ローンで購入しました。住宅ローン控除を受けていましたが、余計なお金は払いたくなかったので繰上げ返済し5年で完済しました。低金利であれば借りたままにしておいて、その浮いた金額を投資にまわした方が理論的には得なのかもしれませが、ケイはその考え方が性に合いません。余計なお金を払って投資するより、払わずに投資した方がよくありませんか?

欲求を冷静に見極める

 ある適度資産が積み上がってくると経済的余裕が生まれ、買えるものや出来ることが増えてきます。一度きりの人生、やりたいことをしたら良いのですが、その前に冷静に考えてみることをお勧めします。本当にやりたいこと、必要なものなのか?どうしてそうしたいのか?今じゃないとダメなのか?価格は適切か?価格に見合った価値はあるのか?もし必要なかった場合、リセールバリューは高いのか?これはいつもケイがアルに言われていることです。これらのことを考えることで、自分自身の価値観をはっきりと認識することができます。

「守る力」の1番の敵は自分自身の欲望

 欲がなければ資本主義は成り立ちませんし、資産運用も成立しません。良くも悪くも人の欲求は社会や人が発展・成長するためには必要不可欠です。「資産を増やしたい」「新しい広い家が欲しい」「大学に行きたい」など人の欲求はそれぞれ違いますが、その欲求と冷静に向き合うのが「守る力」です。欲望のおもむくまま、自分にとって都合の良いところだけ見て判断しないよう、常に冷静に視野を広くして判断する必要があります。