【4泊5日】国内クルーズ旅行3日目その2

ケイ
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 こんにちは、ケイです。
 3日目その2は上五島地区と有川地区のタクシーチャーター観光の詳細です。
 地元の共和タクシーさんに電話で3時間のタクシーチャーター観光をお願いした際、ケイの希望(世界遺産に含まれている頭ケ島天主堂、内部を写真撮影できる旧鯛ノ浦教会、景色の良い観光スポット等)を伝え、運転手さんが当日の天候や潮の状態を鑑みて案内してくれたルートは以下のとおりです。

青方港→旧鯛ノ浦教会→蛤浜海水浴場(満潮のため車窓観光)→頭ケ島天主堂〜キリシタン墓地→有川港ターミナル(トイレ休憩)→青砂ヶ浦教会→冷水教会(車窓観光)→矢堅目公園展望所→青方港

 青方港を出発し、まず向かったのは旧鯛ノ浦教会。他の教会は内部に入れる曜日が決まっていたり、写真撮影不可だったりしますが、ここは内部が一部資料館になっていて写真撮影可能。聖堂はピンク色の木造建築。ノスタルジックで可愛らしい雰囲気の教会です。中に入ると前方に祭壇があり、後方は一部畳敷きになっています。鐘楼は赤レンガ造りで、一部に長崎の被曝レンガが使われているそうです。運転手さんが地元出身の方で簡単な説明と案内をしてくれました。

 次は白い砂浜とコバルトブルーの海が美しい蛤浜海水浴場ですが、ちょうど満潮で砂浜は見えず曇り空だったため車窓観光で済ませ、次の目的地である頭ケ島天主堂へ。

 頭ケ島の集落は世界文化遺産〝長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産〟に指定されています。天主堂内を見学するにはネットでの事前予約が必要ですがタクシー会社の方が予約しておいてくれました。頭ケ島天主堂は地元の砂岩で作られており外観は重厚ですが、内部は船底のような天井で柱が無く白い花の装飾があちこちに施されていて優しい雰囲気です。
 山を背に立つ天主堂を出て海の方へ歩いていくとキリシタン墓地や縄文時代の人骨や遺物が発見された白浜があり、浜の真正面には島があります。上から眺めると山と海と島に囲まれ潜伏しやすい場所であったことが分かります。

 再びタクシーで来た道を戻り、有川港ターミナルでトイレ休憩。綺麗なトイレで数も多く、上五島の観光情報や捕鯨の歴史なども知ることが出来ます。

 次は島の北部を目指します。矢堅目の岩山がトトロの形に見えるルートを走り、赤レンガ造りの青砂ヶ浦天主堂へ。内部のカラフルなステンドグラスが特徴で、国の重要文化財に指定されており内覧時間が金・土・日の9:00〜17:00と限られています。ここに到着した時から少しずつ雲が晴れてきて、中に入るとステンドグラスから彩りのある光が差し込んでいました。

 ここから奈摩湾を挟んで反対側に位置する矢堅目公園の展望所へ向かいます。途中、木造建築で水色の外壁をした冷水教会を車窓観光。この教会と砂岩造りの頭ケ島天主堂、赤レンガ造りの青砂ヶ浦教会は全て上五島出身の教会建築家である鉄川与助氏が設計したものだそうです。

 矢堅目公園駐車場から階段を登り展望所へ。曇り空ではありましたが、西に広がる外海や東側の奈摩湾を眺めることが出来ました。

 その後予定通り11:30頃青方港に到着。途中少し小雨は降りましたが折りたたみ傘は使わずに済みましたし、運転手さんのコース設定の甲斐あって観光バスの団体客をうまく避け、リクエストした教会全てスムーズに見学することができました。

 時間の関係でお土産物店には寄っていませんが、クルーズ船の前に並んだお店で五島手延べうどんやカンコロ餅の試食をいただき購入しました。五島うどんは島で採れた椿油が表面に塗られていて、煮込んでも麺が伸びにくく美味しく食べられるとタクシーの運転手さんにも勧められました。

カンコロ餅は五島地方の郷土料理。薄くスライスして天日干ししたさつま芋=カンコロと餅米で作られ、昔は冬の保存食として各家庭で作られていたそう。ヘアピン状の〝ふしめん〟は麺を干す際に棒にかかっていた部分でコシが強く、マカロニ代わりにサラダに入れても美味しいそうです。