【読書記録】2025年4月に読んだ本

ケイ
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 こんにちは、ケイです。
 4月は4冊読了。全て図書館で借りた本です。4月から週一勤務が始まり、旅行に出かけている日も多かったため少なめです。

①タイトル:きみのお金は誰のため
②著者:田内学
③出版社:東洋経済新報社
④出版年:2023/10
 タイトルだけ見てお金に関する啓発本かと思って借りたら小説だった。最初はあまり興味を持てなかったが、読んでいるうちに先が気になり一気に読んだ。〝ぼくたち〟の範囲を一人一人が広げられれば平和で幸せな社会になるんだろうなぁ。

①獄中日記
②河井克行
③飛鳥新社
④2024/6
 著者である河井克行氏が大規模買収事件で逮捕、起訴され有罪となり、刑務所に服役し仮釈放されるまでを記録したもの。
 元法務大臣が受刑者となり刑務所内の生活に関してあれこれ書いているのは単純に面白いし、著者の前向きな姿勢や夫婦仲の良さには好感がもてるが、「昔から他の人もやっているのに、なぜ自分だけ罪に問われるのか?」と思っているのが伝わってくる。著者は買収ではなく合法的なお金のやり取りだと書いているが、渡す側と受け取る側、どちらの本心も本人にしか分からないし、なんとでも言える。確かに検察の取り調べ方法に問題はある。なぜ著者は検察から標的にされたのか?そこが気になる。

①50代からの大人ひとり旅
②地曳いく子
③扶桑社
④2023/10
 著者は旅行経験豊富なスタイリスト。主に海外旅行に関するものが多いが、ひとり旅に関する具体的なアドバイスが書かれている。ケイはFIREしてからひとり旅が増えたため、共感すると共に参考になった。

①雑草と恋愛 れんげ荘物語
②群ようこ
③角川春樹事務所
④2025/1
 早期退職した女性が主人公の小説「れんげ荘物語」シリーズ9作目。主人公とその周囲の人々の何気ない日常が描かれているだけなのに、スッと引き込まれてアッという間に読了。
 今回一番共感したのは、主人公と隣室に住む女性が、この女性の彼氏について話をしている場面。「彼(木像を彫るのに没頭していた彼氏)がすべてにおいて達観している人になると期待していた」「素人が木像を彫って、いい人になれるんだったら、そんな簡単なことはない」というくだり。主人公のセリフ「やっていることが何であれ、それをしている人がどんな人なのかが重要」に大きく頷いた。