こんにちはアルです。今回はアラフィフ夫婦が保有している銘柄の1つである上場新興国債について紹介します。
2021年1月末の金融資産状況はこちら
上場新興国債とは
上場新興国債の正式な名称は1566 – 上場インデックスファンド新興国債券といいます。愛称が上場新興国債です。(以前は上場EM債でしたがいつの間にか変わっていました。)東京証券取引所に上場されているETFになります。
このETFは円換算したブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックスに連動するように作られています。ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックスは、新興市場国債(自国通貨建て)の総合投資収益を時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。単一国への投資集中を制限しつつ、新興国の債券および通貨の値動きを表す指数です。これにより新興国の債券に投資することができます。
信託報酬は0.45%と割高、純資産総額は200億円と国内ETFの同じような新興国債券のETFの中では一番多いです。
上場新興国債保有状況
アラフィフ夫婦は上場外債と同様に10年以上前から保有しており数年前までは、毎年のように買い増してきました。保有している理由はなんといっても利回りの高さです。現在でも5%程度の利回りを出していて、低金利の時代とても貴重なETFです。ただし、基準価格は低迷しています。分配金は2ヶ月に1回偶数月に入ります。このため、偶数月は配当金等の入金が多くなります。
アラフィフ夫婦が保有している新興国債券は1月末時点で18,467,500円ありますが、全て上場新興国債で保有しています。
上場新興国債の保有予定
保有銘柄の中で上場新興国債は金融資産の約25%を占めており、ダントツに多いです。現在考えている理想のアセットアロケーションは10%ですので、乖離が激しくなっており、徐々に売っていく計画です。
他のETFとの比較
これから新興国債券ETFの購入を検討される方は、NEXT FUNDS 新興国債券・J.P.モルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(為替ヘッジなし)連動型上場投信の方が信託報酬が0.19%と安いのでそちらも検討したらいいと思います。しかし運用期間は2年半くらいと新しいETFで、純資産総額は6.3億円ですので注意が必要です。
海外新興国債券ETFのおすすめはありません。信託報酬は上記のETFの方が安いですし、為替や税金を考えると国内ETFでいいかと思います。
新興国債券ETFは利回りが高くて確かに魅力的ですが、基準価格は値下がり傾向、それなら利回りも高く値上がりも期待できる高配当株ETFの方がいいのではと思ってしまいます。
私は、5年くらいかけて徐々に売却し、先進国株や新興国株のETFに切り替えていく予定です。