こんにちは、ケイです。
アラフィフ夫婦はゆとりあるFIRE生活を目標に日々仕事に励んでいます。
FIREを目指すにあたり確認しておくべきことの一つが退職金制度の有無とその金額です。退職金が支給されるのであれば、辞めるまでに貯めておくべき金額がその分少なくて済みます。
アラフィフ夫婦の場合、今の職場に転職した際に就業規則や給与規定を確認しており、退職金制度があることは把握していました。(残念ながら早期割増退職金制度はありませんでした。)また、数年前に就業規則や給与規定が一部変更されたのですが、その時に初めて退職金の一覧表を見ました。
アルとケイは同じ職場の同じ部署に勤めているため、同じ給与規定ですが、若干基本給が異なるため、退職金もわずかですが異なってきます。また、退職金は勤続年数によっても受け取る金額が変わってくるため、いつ辞めるかも重要になってきます。
勤続20年働いた場合
今から1年9ヶ月後の2023年3月に退職した場合、アルもケイも勤続年数は20年を超え、年齢は48歳になっています。退職金業務規定の記載に従って概算で計算するとアルが6,426,000円、ケイが6,378,750円でした。合計すると12,804,750円となり、結構な額になります。現在の投資額(評価額)に単純に合計しても9,000万円以上になり、これからの追加投資額も加えるとそれ以上の額になります。年3%で運用したと想定すると年270万円入ってくることになります。これだけあれば働かなくても基本的な生活は維持できますが、仕送りや乗馬、海外旅行を楽しもうとすると、ある程度働く必要があります。
定年まで働いた場合
定年の60歳まで働き、平均標準給与月額が今と同じだった場合の退職金は、アルが13,464,000円、ケイが13,365,000円、合計で26,829,000円となります。勤続20年で退職した場合の倍以上の金額です。今と変わらないペースで投資を続けていれば、おそらくその時の投資額は優に1億円を超え、退職金を加えたら2億円近い額になる可能性があります。
試算してみた感想
退職金の試算は捕らぬ狸の皮算用かもしれませんが、結構な額になるので無視は出来ません。今回改めて試算してみて、もし50歳までに辞めたとしても金銭的な問題はない、ということが分かり安心しました。
1番驚いたのは前半の20年と後半の12年を比べた場合、後半の方がかなり金額が多くなるということです。退職金自体が終身雇用制度に基づいた制度で、長く働かせるための制度なので仕方ないのかもしれせんが、労働力の評価としては不適切、不公平だと感じました。
金額だけ見るとケイは「辞めるのもったいないかなー。」と思ってしまうのですが、アルは「そんなにいらないよ。何に使うの?」と言います。やりたい事にお金のかかるケイとかからないアルとの違いですね。
当たり前ですが、定年まで働くということは今から14年近く働き続けることを意味します。もし働けたとしても経営状況の悪化などにより給与や退職金が減額もしくは倒産する可能性だってあります。病気や事故などで働き続けることが出来なくなる可能性もあります。そう考えると、健康で体力のあるうちに、損得抜きでやってみたい事にチャレンジした方が人生を楽しめる気がします。