こんにちはアルです。3月16日連邦公開市場委員会(FOMC)は金利引き上げを決定しました。これにより、コロナ危機が起きた2020年3月から続けていたゼロ金利政策が終わりました。
株価の動き
今回の利上げを受けて株価が下落するのか注目していました。大きく下がるようであれば、高配当株を購入するタイミングになるためです。しかし、株価は下落せず逆に上昇しました。すでに利上げは織り込み済みで、0.25%と小幅な利上げに留まったためだと思います。もともと3月のFOMCでは0.5%の利上げが予想されていましたが、ロシアによるウクライナ侵攻により経済が停滞する懸念からか0.25%の利上げとなったようです。
為替の動き
為替は円安方向に動きました。米ドル/円は発表前の118円前半から現在は119円台前半と1円程度の円安となっています。
アメリカの金利が上昇しましたが日本はゼロ金利が維持されています。日米の金利差が広がると金利が低い方から高い方へ資金が移動していきます。これにより、円安ドル高が進んでいくことになります。
円安がすすむと外貨建ての資産は値上がりします。資産額が増えるのはいいのですが、追加投資をするには不利になってしまいます。
これからの動き
2022年のFOMCはあと6回開催される予定です。残りの6回のFOMCでも0.25%の利上げが予想されているようです。その他にも今まで買い上げていた国債等を売却するQT(バランスシートの縮小)の開始も予想されています。利上げも、QTも株価には下落要因となりますから、2022年は上値が重い展開になることが予想されます。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ情勢の悪化による景気の下振れにより利上げやQT開始が見送られる可能性もあります。
投資予定
株価が上がるのか下がるのか、為替が円安になるのか円高になるのかを予想するのは困難です。なので、相場は読まずに予定通り2022年の運用計画に基づき淡々と定期積立をしていきます。これに加え大きく株価が下落する局面では日本の高配当株や米国の高配当株ETFをスポット購入していきたいと思います。
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