【期待】金融庁がNISAの抜本的な拡充を要望

アル
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 こんにちはアルです。先々週、ニュースで金融庁がNISAの改正を要望したことが報道されていました。金融庁のHPに「令和5年度 税制改正要望項目」を取りまとめたものが掲載されていたので、要望内容をチェックしていきます。

金融庁の令和5年度税制改正要望について

要望内容

 NISAの他にも様々な要望が出されていますが、今回はNISAについてみていきます。

金融庁HPより引用

 簡素で分かりやすく、使い勝手の良い制度にということで、6つ要望が書かれていました。

1.制度の恒久化
2.非課税保有期間の無期限化
3.年間投資枠を拡大し、弾力的な積立を可能に
4.非課税限度額の拡大
5.つみたてNISAを基本としつつ、一般NISAの機能を引き継ぐ「成長投資枠(仮称)」を導入
6.つみたてNISAの対象年齢を未成年者まで拡大

 1つ目の“制度の恒久化”は現在一般NISAは2028年まで、積立NISAは2042年までとなっている投資可能期間を恒久化するというものです。今までは長期投資を推奨する割に期限があり使い勝手があまり良くなかったのでとてもいい要望です。

 2つ目の“非課税保有期間の無期限化”は現在一般NISAは5年間、積立NISAは20年間となっている非課税保有期間を無期限化するというものです。これも1つ目の制度の恒久化と同様とてもいい要望です。特に一般NISAは5年と期間がとても短かったので是非無期限化して欲しいです。

 3つ目の“年間投資枠を拡大し、弾力的な積立を可能に”は報道では一般NISAを年間120万円を240万円に、つみたてNISAを年間40万円から60万円に要望とされていましたが、具体的な金額の記載はありませんでした。いくらになるんでしょうか、楽しみですね。

 4つ目の“非課税限度額の拡大”も具体的な金額の記載はありませんでした。現在は一般NISAで年間120万円×5年間で600万円、つみたてNISAは年間40万円×20年間で800万円が限度額となっています。老後2,000万円足りない問題もあったことですし、1人あたり1,000万円以上は欲しいですね。

 5つ目の“成長投資枠(仮称)の導入”はよく分かりません。これはどうなんでしょう?制度がかえって複雑になる気がします。

 6つ目の“つみたてNISAの対象年齢を未成年者まで拡大”はジュニアNISAが2023年末で新規買付が終了され、このままでは未成年者は買付できなくなりますから、つみたてNISAに一本化は妥当だと思います。

まとめ

 金融庁のNISAの抜本的拡充についてみていきました。この要望がそのまま採用されることはないと思いますが、岸田総理の「貯蓄から投資へ」に沿う要望だけに、どこまで実際に盛り込まれるか注目です。12月に財務省が各省庁の要望を基に、令和5年度税制改正の大綱を作成します。楽しみに待ちましょう。

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