【読書】霞が関の人になってみた

ケイ
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 こんにちは、ケイです。
 最近〝官僚離れ〟がメディアで取り上げられ、問題視されています。官僚になるための試験の受験者が減り、中途退職者が増えているそうです。親方日の丸で安定した仕事ですし、やりがいもあり給与も高そうなのに、なぜそうなったのか?気になったので、面白そうなタイトルだった「霞が関の人になってみた 知られざる国家公務員の世界」を図書館で借りて読んでみました。出版社はカンゼン、著者は霞いちかさんです。

 国家公務員として霞が関で働く人達の仕事内容やスケジュール、専門用語や力関係などが分かりやすく書かれていました。自分達の暮らしに影響を与える仕事なのに、全く知らないことばかりで面白かったです。
 個人的には2024年から始まる新NISAを決めた金融庁に興味があったのですが、残念ながら金融庁に関する記載はありませんでした。

 霞が関で働く人はいろんな意味で本当に大変な仕事なので、この本を読んで国家公務員の仕事に興味を持ったとしても、実際に就職し長く続けられる人は残念ながら僅かだと思います。学力優秀なのはもちろん、メンタル、フィジカル共に強くないとやっていけない仕事です。給与面がいくら良くても、健康でないと働き続けることは出来ませんからね。

 しかし、このままの状況はかなりまずいと思います。優秀でやる気のある人が離れてしまわないような対策をし、その上で一度離れた人が戻って来れるようにするなど、早急に何かしらの手立てをしないと手遅れになりそうな気がします。