【読書】『かわいい夫』と『趣味で腹いっぱい』

ケイ
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 こんにちは、ケイです。
 最近ケイは図書館で本を借りる時、男性よりも女性が書いた本を選びます。特に団塊ジュニア世代やロストジェネレーション世代と言われる自分と年齢の近い人が書いたもので、ここ10年以内に書かれた本を選んでいます。その理由は、共感できる部分が多く、そうでない部分も素直に受け取ることができるからです。

 先週末は山崎ナオコーラさんのエッセイ『かわいい夫』と、小説『趣味で腹いっぱい』の2冊を読みました。山崎ナオコーラさんの著書を読んだのは今回が初めてです。エッセイと小説、どちらも夫婦の話なんですが、すごく身近に感じ共感する部分もあれば、そんな捉え方もあるんだなぁと思うこともあり、興味深く楽しんで読むことが出来ました。

 山崎さん夫婦と小説の主人公夫婦、どちらにも親近感を感じたのですが、それは〝マイノリティ〟つまり少数派だからかもしれません。山崎さん夫婦は夫よりも収入の多い妻が稼ぎ頭ですし、小説に登場するのは専業主婦の子なし夫婦。どちらもいわゆる現代の一般的な家族像(あくまでもケイのイメージですが、共働きで夫が稼ぎ頭、妻はパート、子供は一人もしくは二人。)とは異なります。夫婦共にFIRE(来年度も年間30日は働くので正確にはサイドFIRE)する子なしのアラフィフ夫婦も明らかに少数派ですので、多数派よりも少数派に親近感を感じます。どちらが良いとか悪いとかではなく、様々な夫婦や家族の形があっていいなぁと思えます。